富士ヒルクライムの下山グッズについてまとめてみる(初参加者・初心者向け)
富士ヒルクライムに昨年と今年とで2回参加してきましたので、初参加者が気になるであろう下山(ダウンヒル)グッズをまとめてみます。
まず第一に言えることは、
「暑すぎて駄目ということはない」
ということです。
公式サイトには富士ヒルクライムの気温についてこう書かれています。
「富士山麓の6月上旬の平均気温は、約16℃。五合目の気温は6℃くらいです。天候によってはさらに冷え込みます」
夏ですが、かなり寒いです。登っているときは必死に運動しているので暑いですが、下りに関しては運動量ゼロになります。
時速30-40kmで下るわけですから、風が直接あたるところに関しては体感温度として-10℃くらいになるわけです。
しかも、25km下るわけですから、遅ければ1時間弱くらい下ります。
これ、登るよりある意味辛いかもしれません。
そのため、かなり着込んだところで暑すぎて死ぬ。ということはほぼありえません。
逆に寒すぎて死ぬ。ということはありえます。
特に初心者のかたは下りは慣れていない方も多いと思いますので、バイクコントロールが寒くて出来ず、物理的に本当に死ぬ可能性もあるので、防寒はやりすぎるくらい用意しておくのがベターです。
暑かったなー、と思ったら、来年減らせば良いだけですので、持っていけるだけ持っていきましょう。
<必須グッズ>
○ウィンドブレーカー(or レインウェア)
先程述べたとおり、ただでさえ低い気温に加え、常に強風があたり続けるダウンヒル。
必ず持ってきてください。特に上は必須です。
下は冬用ジャージに履き替える(もしくは上から履く)等でも対応出来ますが、上下ある方が安心だとは思います。
ちなみに、下のウィンドブレーカーが太めの場合は、足元を止めるバンドなどは持っていったほうがいいと思います。
ボトルケージなどに引っかかると危険なので。
雨が降る場合などもあるので、その場合はレインウェア等でも良いです。
山の天候は変わりやすいので、天気が良い予報でないかぎりは、レインウェアを持っていくと良いかと思います。
ちなみに、私は雨予報なのに持っていかず、見事にずぶ濡れで下山しました。
○冬用グローブ
これも必須です。
防風であり、なるべく暖かいものが良いです。
薄手の長指グローブものはおすすめしません。
指抜きグローブのまま下っている人もいますが、良くブレーキをかけられるなと思います。
特に初心者の方は、下りの速度がかなり恐怖感があると思います。
そのため、ブレーキを掛け続ける形になりますので、指に力が入らなくなったらおしまいですので、暖かい冬用グローブを用意しましょう。
○ウィンドブレーカーの下に着込むもの
夏用の半袖ジャージにウィンドブレーカーを着るだけでは、確実に寒いです。
これでもかってほど着込んでも大丈夫です。
例えば、コンパクトになるユニクロの「ウルトラライトダウン」などでも良いでしょう。
たしか昨年、私はネルシャツの上にウルトラライトダウン、ウィンドブレーカーという形で着込んで下山しました。
これでも暑いってことはありませんでした。
今年は、上下に裏起毛の冬用ジャージを、半袖ワンピースの上から直接着込み、さらに一枚薄手の長袖を着て、ウィンドブレーカーを羽織って下山しましたが、それでもまあ寒かったです。
本当は半袖ワンピースは着替えたほうが良かったですが、裸になって着替える場所を探すのが面倒だったので、そのまま着込みました。
<推奨グッズ>
○ネックウォーマー
これ、昨年は忘れて顔が凍えてかなり寒い思いをしました。
直接、バイクコントロールに響くようなことはありませんが、かなり耳等が冷たくなります。
そのため、今年はネックウォーマーを持っていき(昨年の富士ヒルクライムの参加賞)、耳と口まで覆って下山しました。
そうすると、顔似関してはかなり楽になりました。
こちらは持ってきていない人も多いですが、楽に下山するのであれば、あったほうが良いです。
○シューズカバー
こちらも昨年は持っていかなかった(そもそも持っていない)のですが、足もやはり冷えます。
今年、シューズカバーを持っていて足先が寒くて感覚がなくなるということはなく、かなり楽な印象でした。
雨が振ると、これがないと足が悲惨なことになりそうです。
まあ、今年は土砂降りになり、下山後、駐車場に移動するときには、シューズカバーも意味がないくらいずぶ濡れになりましたが。。。
<あると良いグッズ>
○下山用バッグ
運営から下山用のビニールのナップザックを貰えるのですが、こちらにこのまま上記のグッズを入れても大丈夫なのですが、このナップザックで下山するのはバランスも悪いし、荷物をわざわざ移動するのも面倒です。
そこで、下山バッグを用意しておき、そちらに上記の着替え等を入れておき、そのまま下山用のナップザックに入れてしまうと楽ですし、下山時にバッグも安定するので、良いです。
私はdeuterのrace exp airを持っていきました。
こちらが下山ナップザック。
こちらがrace exp air。
これを入れたのが下記の通り。
ピッタリですね!
下山用にバッグを用意して、ナップザックに入れてしまうのは、楽なのでおすすめです。
富士ヒルクライムは、下山が本番じゃないかってくらい、下山が辛いので、しっかり準備をして参加すると良いとおもいます。